Barolo DOCG "Lazzarito" / Mirafiore
バローロ DOCG “ラッツァリート” / ミラフィオーレ
【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】ネッビオーロ
【ヴィンテージ】2016年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】750ml
【生産者コメント】ガーネットの輝きを帯びたルビーレッド。熟したプラム、タバコ、ミント、ローズマリー、シナモン、乾燥キノコの明確な含みを持つ、豪華なブーケを放ちます。非常に緻密で、密に編み込まれたようなタンニンが、柔らかさやバランスとともに、味わいにしっかりとまとまった一体感を与えています。存在感のある赤身肉の料理や、中〜長期熟成のチーズと理想的な相性を示すほか、食後の歓談を愉しむ心地よいお供としても最適です。
【醸造方法等】セッラルンガ・ダルバ村の最も重要なブドウ畑の一つである「ラッツァリート」。ブドウ畑の特徴ここは間違いなく当ワイナリーで最も格式の高い畑であり、優れたストラクチャーと長い寿命を持つバローロを生み出します。畑は標高350〜400mの丘の中腹に位置し、南から南西を向いています。土壌は海成堆積物由来(中新世ヘルヴェティアン期)であり、灰色がかった白色の石灰質泥灰土を豊富に含んでいます。平均収穫量は1ヘクタールあたり40hl。
除梗・破砕されたブドウは約32〜33℃まで温度を上げられ、果房の上から果汁を循環させるルモンタージュの工程がすぐに開始されます。これは最良の色調とタンニンを抽出するために、最初の3日間にわたり非常に頻繁に行われます。アルコール度数が上昇するにつれて、タンニンの過剰な抽出を防ぐために温度を約25℃まで下げ、ルモンタージュの回数を減らします。20〜30日間に及ぶこのマセラシオンの期間中、タンニンの抽出を向上させると同時に酵母へ酸素を供給するためにデラスタージュ(液抜き静置・再注ぎ)が実施されます。これにより、酵母はよりクリーンでエレガントなアロマをもたらす理想的な環境で発酵を行うことができます。アルコール発酵の終了後、すぐにマロラクティック発酵へと移りますが、これはワインを約20℃の温度管理されたタンク内に保つことで促進されます。熟成この時点で、大樽(2,000〜14,000L)での熟成が始まります。2年を経たのち、ワインは消費される前にさらに一定期間ボトルで静置されます。これにより、ワインの木質的なニュアンスを強めることなくタンニンをさらに洗練させ、ブドウ本来のアロマと樽由来のアロマとの間の正しいバランスを実現します。
バローロの偉大な特級畑クリュ「ラッツァリート(Lazzarito)について
◆ 圧倒的な知名度を誇る名門中の名門
セッラルンガ・ダルバ村に位置する「ラッツァリート」は、バローロの名匠レナート・ラッティの格付けにおいて最高位の「第一カテゴリー」に選ばれた特級畑(クリュ)です。数あるバローロの畑の中でも古くから多くのトップ生産者がこぞって名作を手掛け、長年にわたり最も高い知名度と称賛の的であり続けています。
◆ 唯一無二の個性を宿す歴史的テロワール
伝統的な南西向きの歴史的な区画(ラッツァリート本来の盆地)に加え、1990年代の境界設定により「ラッツァイラスコ」や「サンタ・カテリーナ」といった極めて優秀な隣接区画が組み込まれ、現在のMGAへと発展しました。大手から小規模生産者までが、それぞれの区画の微細な個性を表現した見事なバローロを生み出しています。
◆ 味わいの特徴:強固な骨格と圧倒的な「重量感」
ラッツァリートのバローロは、繊細さや華やかさよりも、セッラルンガらしい重厚で骨太な「重量感」が最大の魅力。近隣のガブッティやチェレッタなどのクリュと比べると、その個性は発見し難いですが、グラスの中で時間とともに圧倒的な存在感とポテンシャルを現す、クラシックで重厚なバローロをお探しの方に最適な逸品です。
【生産者】ミラフィオーレ
【生産者について】イタリア初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ二世の息子、エマヌエーレ・アルベルト・ディ・ミラフィオーリが創業したワイナリー。エマヌエーレ・アルベルトの造るワインの質の高さは創業間もなく有名となり、国際品評会で数々の賞を受賞するなど、当時からバローロ造りの名ワイナリーとして国内外から注目される存在でした。“ミラフィオーレ”ブランドの買収など厳しい状況に置かれたこともあったものの復活を遂げ、今も創業時にあった畑から採れる土着品種を使い、創業時からある”王のセラー“で伝統的な製法を用い、ピエモンテの偉大でクラシックなワインを造り続けています。
ピエモンテのワイン造りの伝統を象徴するワイナリー
ミラフィオーレの歴史は、19世紀に遡ります。イタリア初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ二世とローザ伯爵夫人の間に生まれた息子のエマヌエーレ・アルベルト・ディ・ミラフィオーリが、1878年セッラルンガ・ダルバ村にワイナリーを創設し、そのワイナリーを「カーザ・エマヌエーレ・ディ・ミラフィオーレ」と名づけました。
エマヌエーレ・アルベルトは情熱を持ってワイン造りを行います。その結果はすぐに表れ、ブリュッセルの国際コンクールでの金メダル獲得をはじめとして、1880年代~90年代にかけてヨーロッパ各地の品評会で数々の賞を受賞するなど、ミラフィオーレのバローロはとても高い評価を受け、当時ワイナリーは順調に成長していきました。
しかし、エマヌエーレ・アルベルトはわずか43歳という若さで亡くなってしまいます。エマヌエーレ・アルベルトの息子が引き継ぐも彼はワイン造りに関心が低く、さらにフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)の被害の悪化や、世界恐慌など不運が続き1930年にミラフィオーレ社は経営破綻してしまうことになります。経営破綻に伴って、"ミラフィオーレ"という商標はガンチャ家に買収されてしまい、その後同じ場所でワイン造り自体は続けられていたものの、“ミラフィオーレ”ブランドは一時マーケットから忘れられた存在になっていました。(商標が買収された後、新たな会社名となったのが、初代国王が土地を買う前から存在していたその土地の古い呼び名である"フォンタナフレッダ"であり、現在のフォンタナフレッダ社に繋がります。)
フォンタナフレッダの名でワイン造りを行って約80年後の2009年、“ミラフィオーレ”の商標が買い戻され、創業当時の場所に戻ります。ミラフィオーレブランドの復活後は、フォンタナフレッダブランドと共存しつつも、全く異なる醸造哲学の下、19世紀創業当時の畑のブドウを当時の伝統的な方法で醸造したクラシックなワインを通して、伝統の重要さを再認識・再評価できる洗練された味わいを追求し続けています。
ミラフィオーレブランドを支える、伝統を重んじたワイン造り
ミラフィオーレは2009年の復活後も、創業当時の造り方にこだわり、ブランドのアイデンティティを守り続けています。
例えば畑は、ミラフィオーレのスタイルを表現するには創業時の畑が最も適していると考えられた、創業時と同じエリア(バローロ村のパイアガッロと、セッラルンガ・ダルバ村のラッツァリート)の2か所に位置しています。
ブドウは当時植えられていたピエモンテの伝統的な3つの品種(ドルチェット、ネッビオーロ、バルベーラ)を使用。熟成用の樽も比較的モダンなバローロの造り手が好むバリックは使用せず、主に20~30HL の中樽またはそれ以上の大樽(140HLくらいまで)を使用するなど、機械を使っての破砕やルモンタージュ、ステンレスタンク内での温度管理をした発酵などの近代的な醸造方法の他は、ミラフィオーレ創業当時の伝統的な醸造方法にこだわっています。
そして、ミラフィオーレのワインの木樽熟成は“王のセラー”で行われます。このセラーはミラフィオーレ創業時に使われていたセラーであり、ゆえに同社の歴史の中で最初に建てられたセラーでもあります。
「ミラフィオーレのワインはここで生まれた」という想いを込めて、現代のミラフィオーレのワインもこのセラーで醸造・熟成されています。 “王のセラー”の中には初めて造られたバローロの熟成に使用した木樽が残っており、それらの木樽の上部に刻印されたミラフィオーレのセラミックの紋章から150年以上に亘る長い歴史を感じられます。
2016 バローロ DOCG “ラッツァリート” / ミラフィオーレ
未成年の飲酒は法律で禁止されています。
当サイトでは20歳未満の方への酒類販売は行っておりません。
































