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Boca DOC / Vallana

ボーカ DOC / アントニオ ヴァッラーナ エ フィリオ

【タイプ】赤ワイン

【ブドウ品種】スパンナ(ネッビオーロ)70%、ヴェスポリーナ30%
【ヴィンテージ】2018年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】750ml

【生産者コメント】アルト・ピエモンテの単一の村からなる『ボーカ DOC』のブドウ畑は、化石化したヴァルセージア超火山のカルデラ内に位置しています。ここの土壌タイプは、その複雑さと組成の両方において世界でも類を見ないもので、ユネスコ世界ジオパークのステータスを授与されているほどです。

 ボーカの丘は主に化石化した火山岩で構成されており、非常に脆く、鉄分を豊富に含んでいます。ブドウ畑を歩くだけで、ブドウの根が水と栄養を求めて岩の間を縫うように伸びていかなければならないことが分かります。この種のストレスが、この呼称においてネッビオーロが表現する典型的なアロマの背後にある秘密の一つです。

 このワインの複雑さと独特のアロマは、巧みな呼称規定の結果でもあります。ボーカは歴史的に非常に多くの土着品種の故郷であり、中にはまだ特定されていないものもありますが、ネッビオーロの含有量は最小70%から最大90%に設定されています。

 呼称エリア全体の丘の向きや形状は非常に不規則であるため、農家たちはそれぞれのブドウ品種にとって最適な場所に合わせて植樹を「仕立て」てきました。現在、規定ではブレンドパートナーはヴェスポリーナおよび/またはウヴァ・ラーラ(10%〜30%)の組み合わせに絞られています。かつて気候がより冷涼だった頃、ウヴァ・ラーラは糖分源としてワインにアルコールとボディを与えるために使用されていました。現在ではそれはもはや必要ないと思われるため、私たちは徐々にそれをヴェスポリーナ(ネッビオーロの非常にスパイシーな子供とされる品種)に置き換えています。

 畑では、最も冷涼な場所がヴェスポリーナとその胡椒のような特性に最適であり、ネッビオーロは最も温暖な場所で育ちます。 ミクロクリマも影響を与えています。ボーカはアルト・ピエモンテで最も北に位置する単一村の呼称です。その結果、ブドウは最もゆっくりと、最後に熟します。この「ゆっくりとしたリズム」が、繊細で希少な芳香成分の形成に大きく寄与しています。

 最初の4〜7年は、繊細なフローラルなアロマ、赤系果実、バルサミコのヒント、そして特徴的な鉄のノートが、ヴェスポリーナによるスパイシーさと共に伝わってきます。オーク樽での18ヶ月間の熟成が複雑さを加え、より滑らかなタンニン構造をもたらします。

 ワインが8〜10年熟成すると、さらなる進化の段階に入ります。このフェーズでは、ボーカは革、森林の土、タバコのアロマを発達させます。時間が経つにつれて、三次アロマはより一層複雑になります。 ボーカは何十年もの熟成に耐えうるワインです。

 辛抱強く待つことができる人は、素晴らしい報いを受けることになるでしょう。
【輸入元コメント】スパイスのニュアンスと、フルーティーでエレガントな香り。シルクのように滑らかな口当たり、長く持続する味わいが特徴。小さなエリアで生産され、希少価値が高く、長期熟成に適したワインです。軽いスープ、前菜、魚、白身の肉と。
【醸造方法等】畑はボーカに位置しています。土壌は化石化した火山性土壌で構成されており、畑の標高は420~460m。 収穫は10月中旬に手摘みで行われます。セメントタンクを用いて約2週間のアルコール発酵。その後、500Lおよび1000Lのフレンチオーク樽で18ヶ月間熟成。
【生産者】アントニオ ヴァッラーナ エ フィリオ
【生産者について】アルトピエモンテは、イタリアで最も素晴らしいワイン生産地のひとつで、イタリアを代表するワイン、バローロとバルバレスコに使用されるネッビオーロ種の原産地です。プリニウスの博物記には、紀元前196年に古代ローマ人がノヴァーラ近郊でブドウ栽培を行い、ブドウがSpanisと記されていることから、地元でスパンナと呼ばれるネッビオーロを指しているのではと言われています。第一次世界大戦後、ほとんどのブドウ畑は荒廃し森となりました。ブドウ栽培より経済の復興を優先させていましたが、1990年頃からEUの農業振興策などもあり、またこの地でブドウ栽培が再開されました。

 アルトピエモンテの中心部に位置するマッジョーラ。2億9000年前、世界7大陸がパンゲアと呼ばれた1つの大陸であった時代、この土地の火山が1000年に渡り大噴火し続け、巨大なカルデラを形成しました。その後、紀元前5000年〜6000年前にアルプス山脈が形成され、地中25キロにあったカルデラの底が隆起し現在の地表となり、通常では地中深くにしか存在しない鉱物を見ることが出来ます。

 ネッビオーロから造られるバローロ、バルバレスコ、ヴァルテッリーナ、アルトピエモンテなどは、それぞれ最適な気候や土壌が異なり、同じ品種でも全く別の表情をもつワインになります。アルトピエモンテは酸性土壌で、出来たワインは酸が多く含まれ、長期熟成に向くと言われています。

2018 ボーカ DOC / アントニオ ヴァッラーナ エ フィリオ

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