Lessini Durello DOC VSQ Riserva Brut "Viola" / Fongaro
レッシーニ ドゥレッロ DOC VSQ リゼルヴァ Brut “ヴィオラ”/ フォンガロ
【タイプ】スパークリングワイン
【ブドウ品種】ドゥレッラ 100%
【ヴィンテージ】2018年
【産地】イタリア・ヴェネト州
【容量】750ml
【輸入元コメント】ドゥレッラを育て、スプマンテの生産者フォンガロが本来最も基本としているスプマンテ。この年は程よいボリュームもあり、パンやバター、ナッツの香りを放ち、マンゴー等のやや南国的な果物の味わい、トースト感を感じさせつつ、キリッとした酸味で引き締めている。歯切れの良さを保ちつつ、余韻も十分感じる。また、ドゥレッラらしいハーブ等の多様でデリケートな味わいを表現した仕上がりと言える。
【醸造方法等】レッシーニの区域にあたる標高600m程の山にに位置する畑で育ったドゥレッラを使用。収穫は9月初旬。収穫後、10~12°Cに保った屋内にてソフトプレス、ステンレスタンクにて温度コントロール下15~18°Cで一次発酵。その後澱と共にタンク内で翌年5月迄寝かせる。澱と共にボトリングして48カ月かけて二次発酵で発泡化させる。最後の30日で動瓶して澱を寄せてデゴルジュマン。ドゥレッラについて
イタリア北東部ヴェネト州、ヴェローナとヴィチェンツァの間に広がる「レッシーニ山脈」の火山性土壌(玄武岩)を故郷とする、最初の記述は中世に遡ると見られる白ブドウ品種です。名前の由来にもなった「硬い果皮」と「イタリア最高峰の力強い高酸度」を誇り、近年「火山性ワイン」の代表格として世界中のワイン愛好家から大きな注目を集めています。
唯一無二のテロワールと圧巻のミネラル感
標高の高い冷涼な丘陵地と黒い火山性土壌でじっくりと成熟(10月後半に収穫)するドゥレッラは、ライムやグレープフルーツなどのシトラス、爽やかなハーブとともに、じわっと広がる強い塩気(サピディティ)と火打石のような鉱物的なミネラル感をワインにもたらします。果皮が極めて頑丈なため病害に強く、とても健全に育つタフな品種です。
長期熟成瓶内二次発酵スパークリングワインの隠れた名手
その類まれな高酸度と豊かなエキス分は、瓶内二次発酵のスパークリングワインのベースとして最高の素質を発揮します。3年〜5年(36〜60ヶ月以上)という長期間の酵母熟成を行っても決して崩れないシャープで垂直な骨格を持ち、香ばしいトーストやヘーゼルナッツの深みのある最高峰スプマンテへと昇華します。また、ステンレスタンク熟成のスティルワインでは、直線的で緊張感のある極上の辛口スタイルを楽しめます。
おすすめのペアリング
引き締まった酸味と塩気が口内をさっぱりと洗い流してくれるため、生ハムやサラミ、フリット、魚介の旨味が詰まったパスタやリゾット、魚料理や熟成チーズと格別の相性。「しっかりとした酸味と旨味のあるミネラル感が好き」という方にぜひ試していただきたい、ヴェネト州が誇る個性的でエレガントな土着品種です。
※参照:Quattro Calici
【生産者】フォンガロ
【生産者について】1975年、グエッリーノ フォンガロがレッシーニ山の麓ロンカに創設したメトド クラシコ スプマンテ専門の生産者。この地に生まれながら、40年の時を経て帰郷したグエッリーノは、当時この地で行われていた一般的農業の現状を見て大きく落胆。大型企業の下請けとしての仕事ばかりを行い、クオリティやその価値を高める事には殆ど見向きもしない事に地域の農業の危機を感じました。「残りの人生は愛する故郷に貢献する事に費やしたい。」グエッリーノは大きな決意の下、ブドウを育てワインを造る事を決意。当時としては未だ極めて少なかった有機栽培方法を生産の基本理念に据えました。そしてそのダイナミックとも言える考えに賛同した数人の仲間たちと共に生産者フォンガロはスタートします。
ブドウはドゥレッラ種をベースとして栽培し、スプマンテを製造。ドゥレッラはヴェローナからヴィチェンツァにかけて、その北部に位置するレッシーニ山で育つ地場品種。彼はこのブドウを基本にし、瓶内二次発酵でのスプマンテ造りを志します。
彼らの拠点のあるロンカを含むヴェローナ県、ヴィチェンツァ県北部の地域は、隣接するソアヴェ等と同様に約4500万年前に火山に形成されたもの。凝灰岩と玄武岩を中心に構成されており、豊かなミネラルを生み出すのが特徴である石灰と鉄分も含みます。2つのバランスが取れた、この界隈でも個性的な土壌を持つ地域と言えます。またアルプスの末端にあたるレッシーニ山塊から吹きこむ冷涼な空気により、ブドウは良好の酸味が育まれ、キリッとしながら繊細な味わいを生み出しています。
フォンガロでは、この豊かなミネラルと強い酸味というドゥレッラ種の個性が最も反映するのは瓶内二次発酵のスプマンテであるという判断から、西方の銘醸地フランチャコルタに対抗する様にドゥレッロ メトド クラシコ スプマンテ専門の生産者となりました(ドゥレッラはブドウ品種名、ワインになるとドゥレッロとなります)。
グェッリーノは数年前、100歳目前で天寿を全うしこの世を去りました。第二の人生を故郷の農業とワイン造りに注ぎ込んだ彼の死をヴェローナの地方紙も追悼記事を掲載しました。そして彼の精神は、ワイン生産者フォンガロのワイナリーとしての精神として今も息づいています。昨年、孫のアレッサンドロとマッテオの兄弟は独立する形で別の道を歩むことになりましたが、グエッリーノを開業当初から右腕として支えて来たミケーレの娘、タニタは今でも「グエッリーノの精神=フォンガロの哲学」と言います。それは、あくまでドゥレッラ種という強い酸とミネラルを湛えるブドウが、メトド クラシコのスプマンテに適しており、この土地にドゥレッラ種を遣わした神様からのメッセージであり、そのドゥレッラ種の宿命こそフォンガロの使命であると考えています。そんな頑なで、また一途な想いを今後もワインに反映させてくれる事でしょう。イタリアきってのスプマンテの銘醸地であり、投資の進んだフランチャコルタとは別のベクトルを持ち生産規模も実に小さいアペラシオンですが、ヴェネツィア共和国時代以前から続くドゥレッラ種の個性の上に立脚したフォンガロのスプマンテ。是非お試しください。
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