Langhe DOC Nebbiolo "Nòtu Preparava decotti de Parietaria al bue" / Fabio Gea
ランゲ DOC ネッビオーロ “ノトゥ プレパラーヴァ デコッティ デ パリエタリア アル ブエ” / ファビオ ジェア
【タイプ】赤ワイン【ブドウ品種】ネッビオーロ
【ヴィンテージ】2018年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】750ml
【コメント】ワイン名のNòtu Preparava decotti de Parietaria al bueは、おじいちゃんが牛と一緒にパリエタリアの煎じ薬を仕込んだ の意。
【醸造方法等】粘土石灰質、南西向きの畑。手摘み収穫、機械除梗。3-4週間のマセラシオン。垂直(籠)式プレス後自家製ポーセリン (磁器)で醗酵、そのまま約2年半熟成、 2/21瓶詰。無清澄、澱引き無し。瓶詰時 微量のSO2を添加。
【生産者】ファビオ ジェア
【生産者について】ファビオ ジェアは地質学者として博士号を取得し、大きな企業に勤めていましたが、200種以上のブドウを栽培・研究していた彼の祖父が亡くなると、その農地を守るために企業を退き、2009年、ワイン造りの道へ。 イタリアのピエモンテ地方、バルバレスコのネイ ヴェ地区とアスティ地区に森を含め約2.5haの畑(ブドウ畑は1.8ha程)を所有し、彼ひとりで管理してい ます。 バルバレスコの畑にはネッビオーロ、ドルチェット、バルベーラを、アスティ地区の畑にはグリニョリーノを植え、現在では18種のワインを年により5000~6400本程生産。
醸造には440Lと500Lの古樽、ダミジャーナ(ガラスの甕)と磁器、彼が開発した陶器、ステンレスタンクを用いています。化学肥料・薬剤は使わず、銅と硫黄、エッセンシャルオイル、植 物を煮出した液を撒くのみ。収穫は手摘みで行い、エンジンを使う機器は極力使用しません。ブドウの枝をワイヤーに固定する際は、金属やプラスチックではなく柳の蔦を使用しています。彼は植物への理解をとても大切に考えており、ブドウの樹を深く観察することからはじめ、⾧い時間をかけて作業し、できるだけ樹が自由に生きられることを重視しています。 写真家でもあるファビオ。彼のセンスはボトルにも表現されています。ワイナリーの名称La Msòira e'l Rastelを表す鎌とハンマーが描かれたエチケットにはアマルフィの海岸沿いで作られる手すきの紙を使用。エチケットを貼るのも、タグの紐を結びつけるのも、全て手作業で仕上げています。エチケットには、ボトルを捨てずに再利用してくださいと書かれています。手漉き和紙は意図的に剥がしやすくしてあり、ボトルの再利用が可能です。ワインを出荷する際、彼はボトルを白い紙で包んでいます。これは光からワインを保護するためです。
ファビオは地質学や農業を学ぶなかで、日本において自然農法の師と仰がれる福岡正信氏を尊び、2008年に正信氏が逝去されると同年、愛媛県伊予市の福岡自然農園へ巡礼の旅に訪れました。2019年入荷するワインに限定して、ボトルに提げられたタグには福岡正信氏へ畏敬の念を込めた彼のメッセージが綴られています。 “Nell'anno del mio benvenuto, onorato dal mio amato Giappone per l'accoglienza, dedico questa bottoglia ad uno dei miei primi maestri, Maestro Masanobu Fukuoka” “私(のワイン)が迎え入れられるこの年に、愛する国-日本から歓迎を受ける事を光栄に思います。そして最も敬愛するマエストロの一人、福岡正信氏にこのボト ルを捧げます。”
2018 ランゲ DOC ネッビオーロ “ノトゥ プレパラーヴァ デコッティ デ パリエタリア アル ブエ” / ファビオ ジェア
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