top of page

※ラベルにシワ、擦れが見られます。予めご了承の上、お買い求めください。

Romagna Sangiovese Predappio DOC Riserva "Le Lucciole" / Chiara Condello

ロマーニャ サンジョヴェーゼ プレダッピオ DOC リゼルヴァ “レ ルッチョーレ” / キアラ コンデッロ

【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】
【ヴィンテージ】2020年
【産地】イタリア・エミリア ロマーニャ州
【容量】750ml
【輸入元コメント】Gambero Rosso 2024 "Tre Bicchieri"、Slow Wine Guida 2024 "Top Wine"

レ・ルッチョーレ・リゼルヴァはキアラ・コンデッロのフラッグシップワイン。長期マセラシオン、大樽のスラヴォニアンオークでの熟成など、レ・ルッチョーレの醸造を見ているとバローロのそれかと思う。「2020年は太陽光の質が格別でブドウに素晴らしいエネルギーを与えてくれた。」とキアラは語る。「このワインがトスカーナのものだったら10倍の値段がするだろう」たまたま居合わせたスイスのインポーターの人が言っていた。10倍は流石に言い過ぎな気もするが、3倍なら納得する。濃い赤色。レッドベリー、熟したプラム、イチジクなどの鮮烈な果実のアロマから、クルミやスイートスパイス、森林など幅広い香りが広がる。口に含むとフルボディでかなりの骨格がある。包み込むようなまろやかさ、ビロードのようなタンニンの質感、溶け込んだ高いフレッシュな酸の素晴らしいバランスが感じられる。長く魅惑的な余韻。
【醸造方法等】プレダッピオにある0.8 haの畑。コルドン仕立て、南向き、5,500本/ha、オーガニック栽培、標高350 m、スプンゴーネ(貝殻、サンゴ、石灰岩を豊富に含む粘土質の痩せた土壌)、樹齢25年。収穫は手摘み。セラー内での作業はグラヴィティ・フローにて行う。25-45日の長期マセラシオンを行い野生酵母を用いて発酵。35 hLのスラヴォニアンオークで2年熟成。無濾過で瓶詰めを行う。トータルSO2:58 mg/L。年間生産量は8,000本。

キアラの畑の中でも標高が高く特別な区画レ・ルッチョ ーレ。わずか0.8 haのみであるが、彼女がこの区画を“特別”と呼ぶ理由はワインを飲むと納得する。ここでは Spungone(スプンゴーネ)と呼ばれる石灰岩を豊富に含む粘土質の痩せた土壌が見られる。畑に転がる砂と貝殻、サンゴで構成された岩が300万年前まで海であったこ の土地の歴史を語っている。痩せた土壌と風の影響、また高品質なブドウを栽培するため徹底した収量制限を行 い、ブドウの凝縮感を高めている。プレダッピオとしてリリースする畑より標高が高いため、レ・ルッチョーレのワインはより酸が高く、複雑なワインとなる。スラヴ ォニアンオークでの長いマセラシオンと熟成を経て、リ ゼルヴァとしてリリースされる。 「プレダッピオは私の アイデンティティー。だからプレダッピオは毎年同様のラベルでリリースする。でも同時にヴィンテージごとに物語があって個性がある。だからレ・ルッチョーレは毎 年ラベルを変えているの。」レ・ルッチョーレのラベル はイタリアのアーティスト、フランチェスカ・バッラリーニにその年の物語を伝え、そのインスピレーションを基に生まれる。
【生産者】キアラ コンデッロ
【生産者について】キアラ コンデッロはイタリア北部エミリア ロマーニャのプレダッピオに4.8ha畑を所有。2015年のデビューから2ヴィンテージ目でガンベロロッソ最高評価のトレビッキエーリを受賞するなど「エミリア ロマーニャのライジングスター」、「次世代イタリアワインの先導者」 と様々なメディアで評され、若手ながらも早くから注目されている女性醸造家である。古くからサンジョヴェーゼの産地であるプレダッピオで彼女はサンジョヴェーゼのみを栽培しており、サンジョヴェーゼにこだわりワイン造りをしている。

 

『サンジョヴェーゼ ディ プレダッピオ』
プレダッピオのワイン造りの歴史はエトルリア時代にまで遡り、ローマ時代や中世にはベネディクト派の修道士たちがブドウ畑を耕し、典礼用のワインを造っていた。しかし、19世
紀後半から20世紀にかけて、フィロキセラや工業化によって、伝統的な農法の多くが放棄され、地元のワイン栽培は急激に衰退した。キアラは家族の経営するワイナリーに入社して以来、地元の生産者や農家と知り合いになったが、彼らの多くは手入れの大変さと収量の低下から古いブドウ樹を引き抜こうとしていた。彼女は躊躇いなく成熟した区画を所有する機会に飛びついた。畑にはすべて、プレダッピオ原産のサンジョヴェーゼクローン、『サンジョヴェーゼ ディ プレダッピオ』が植えられている。このクローンは、モンタルチーノやトスカーナで一般的なサンジョヴェーゼ グロッソクローンに比べ、皮が厚く、小さく分散した実をつける。サンジョヴェーゼ ディ プレダッピオはまた、非常に鮮やかな色をしたワインを生み、若いうちははっきりとした果実味を持つ。キアラはこのクローンを守ることを信条とし
ている。

 

カステッロ ディ アマやビオンディ サンティがいないエミリア-ロマーニャのサンジョヴェーゼは協同組合に先導される大衆向けのワインと認識されるようになった。
標高が高く、エレガントさが特徴のプレダッピオは人々の目に映っていなかった。

 

ボローニャの南東エリアでは、アペニン山脈のふもとからアドリア海まではわずか数十kmしか離れていない。沖積土から粘土、砂岩、岩石が混ざった土壌に変わる。標高が高くなり、大陸と地中海の影響が組み合わさることによって、プレダッピオのサンジョヴェーゼにとって完璧な環境を作り出している。この地では1383年からサンジョヴェーゼが植えられていたと文献が残っている。キアラの畑が位置するプレダッピオの標高は150-350m、アドリア海からは20-25kmほど離れ、アペニン山脈との中間地点となる。そのため日中は海からの温かい風、夜は山から吹き下ろす冷たい風によって非常に気温の日較差が大きくなる。現地に行くと樹々が傾き、風の強さを実感できる。気温の日較差がブドウに熟度と酸を与え非常にバランスのとれたエレガントな仕上がりとなる。キアラは化学肥料を一切使用せずオーガニック農法を実践、畑で使用するビオディナミ用プレパラシオンも自ら作成している。
土壌は粘土質が主体で、標高が上がるにつれミネラルや砂質、硫黄の含有量が増える。キアラの畑で印象的なのは青々と茂っているハーブと柔らかい土壌。「ハーブの根によって、土中にスペースがうまれ柔らかい土になるの。土壌の圧縮を防いでくれるし土壌中の温度を低く保ってくれる。温暖化によって水不足など様々な変化が起こっているけど、私がブドウにできるのはどうやってこの変化に対して自分を守り、耐え、適応していくかということ。理解し助けてあげることで甘やかすことではないの。」 とキアラは教えてくれた。

2020 ロマーニャ サンジョヴェーゼ プレダッピオ DOC リゼルヴァ “レ ルッチョーレ” / キアラ コンデッロ

¥15,400価格
0/10
数量
在庫なし
  • 未成年の飲酒は法律で禁止されています。

    当サイトでは20歳未満の方への酒類販売は行っておりません。

関連商品

  • Facebook - White Circle
  • Twitter - White Circle
  • Google+ - White Circle
  • Instagram - White Circle

Copy Right © 2022 La Cantinetta Tamagawa

bottom of page