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Toscana IGT "Le Pergole Torte" / Montevertine

トスカーナ IGT “レ ペルゴーレ トルテ” / モンテヴェルティーネ

【タイプ】赤ワイン

【ブドウ品種】サンジョヴェート(サンジョヴェーゼ)100%
【ヴィンテージ】2022年
【産地】イタリア・トスカーナ州
【容量】750ml

【2022年ヴィンテージ情報】『ワインアドヴォケイト』98点 、『ジェームズサックリング』98点。

 2021-2022年の冬は非常に乾燥しており、その後の春から夏もほとんど雨がなく、水不足が続いた地域が多かった。そのため成長は不安定で、収量は「地域平均より低め」に出ることが多い。しかし、8月の終わりから9月初めにかけて降った雨が“救いの雨”となり、多くのワイナリーでブドウの再生が起き、成熟のためのリズムが整った。この雨と、収穫前の昼夜の寒暖差によって、酸と果実のバランスをうまく保てた場所では「良質なブドウ」が手に入った。

 まとめると、気候的には厳しい条件 — 乾燥・高温 → 収量減少 — が続いたものの、夏終盤の天候の回復により、多くの地区で「良いワインを造る可能性」が確保されたヴィンテージ、というのが全体の印象。 このような天候パターンの結果、ワインは「ややアルコール度が高め/pHも平均より高め」の傾向がある。一方で、品種・立地・畑ごとの差がかなり出やすくなっていて、“当たり年/難しい年”の差が大きく、品質のばらつきが例年以上にあるようです。特に栽培管理・収穫タイミング・畑の位置などが重要である。 ただし、上手く管理されたワイナリーからは、深み・濃縮感・エレガンスを兼ね備えたワインも多く報告されており、「風通しの良い畑」のワインでは良ヴィンテージとする声も強い。 つまり「飲み応えのあるパワフルなトスカーナワイン」を期待できるヴィンテージ、という見方が一般的だが、“畑や生産者の力量”の差が結果に直結する年でもあると言える。

 ペルゴーレ トルテの畑は、標高・土壌・日夜の寒暖差が良く、厳しい気候だった2022年でも「健全で完熟した、アロマ豊かなブドウ」が得られた。 味わいは「果実の濃さ・深さ」と「ミネラル感・鮮やかな酸」、そして「緻密かつ絹のようなタンニン」がバランスよく共存するスタイルとされ、「このヴィンテージの難しさ」をうまくコントロールできた結果、非常に完成度の高いワインになっている。
【輸入元コメント】チェリーやプラム、オレガノ、コーヒーなどの芳醇で洗練されたアロマに、ほのかなナッツのニュアンスが優雅に口中に広がる。味わいは深くリッチで、甘い果実に研ぎ澄まされたバランスと酸味、タンニンが複雑で長い余韻へと繋がる。

【生産者コメント】レ・ペルゴーレ・トルテは、1977年ヴィンテージで初めて生産されたワインであり、キャンティ・ラッダ地区において、サンジョヴェーゼ単一品種で醸造された初めてのワインです。ブドウは1968年から1999年の間に植えられた、当社の歴史的な畑から収穫されます。このワインは、アリエ産バリックで1年間、スラヴォニア産オーク樽で1年間熟成されます。サービス温度は17~18°Cが推奨されており、相性の良い料理としては、白肉や赤肉のロースト、高級な家禽肉(鳥肉)、ジビエ(野禽獣肉)、そしてチーズなどが挙げられます。
【醸造方法等】ヘクタールあたりのワイン収量は40hl。アルコール発酵は約25日間セメント槽で行われ、マロラクティック発酵も同様にセメント槽で行われます。熟成は、バリックで12か月、スラヴォニア産オーク樽で12か月、その後に瓶内で約3か月です。
【生産者】モンテヴェルティーネ
【生産者について】モンテヴェルティーネは、キアンティ丘陵地帯の中心で、マネッティ家が営む家族経営のワイナリーです。1967年に鉄鋼業を営んでいた先代のセルジオ マネッティが、休暇を過ごすための別荘としてこの地に2haの土地を購入したことからワイナリーの歴史が始まります。

 ワイン造りにのめり込んだセルジオは、ほどなくして本業を辞め、古い友人であった伝説的エノロゴ、ジュリオ ガンベッリをコンサルタントに招き、本格的にワインビジネスに専念することになります。当初はキアンティ クラッシコの規定に沿ったワイン造りをしていたモンテヴェルティーネですが、枠にとらわれずサンジョヴェーゼ本来の魅力を純粋に表現するために、1984年代初頭にあえてDOCGを脱退。自分たちの信念に基づいたワイン造りに注力することを選択。法律が変わり、キアンティ クラッシコを名乗ることができるようになってからもIGTを継続しています。

 セルジオが2000年に他界してからは、息子であるマルティーノが醸造家のパオロ サルヴィとともにワイナリーを守っています。キアンティ クラッシコエリアの中でも最も高い海抜425mの土地に、1968年の植栽されたレ ペルゴレ トルテをはじめ、8か所に計18haの自社畑を所有。サンジョヴェーゼが全体の90%を占め、残りの10%でコロリーノとカナイオーロを栽培しています。冷涼な気候と、ガレストロ(片岩や砂岩が混じる砕けやすい白亜質)とアルヴェレーゼ(硬質石灰岩)の混ざり合った土壌、そしてバイオダイナミックと有機農法により、最良なブドウを作り出します。
 全て手摘みで収穫されたブドウは、創業から変わらない伝統的な醸造方法でサンジョヴェーゼの魅力を余すところなく凝縮したワインへと作り上げられます。なかでも、彼らのフラッグシップワインであるサンジョヴェーゼ100%の「レ ペルゴーレ トルテ」は、先代のセルジオが、ジュリオ ガンベッリとともに長年にわたり実現させたワインで、1977年のファーストヴィンテージ以降、その圧倒的な存在感と美しい味わいで、ヴィンテージを重ねた今でも世界中に衝撃を与え続けています。

2022 トスカーナ IGT “レ ペルゴーレ トルテ” / モンテヴェルティーネ

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