Barbaresco DOCG "Basarin" / Moccagatta
バルバレスコ DOCG “バサリン” / モッカガッタ
【タイプ】赤ワイン【ブドウ品種】ネッビオーロ
【ヴィンテージ】2010年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】750ml
【店主コメント】2010年ヴィンテージについて。
2010年の気候
2010年は、寒くてかなりの雪が降る冬から始まりました。特に最後の雪は遅く、3月15日にバルバレスコに30センチも積もりました。このため、植物の成長サイクルが遅れ、最初のつぼみが開いたのは3月末ではなく、4月6日頃でした。春は、6月前半まで平年を下回る気温が続くなど、かなり寒くて雨が多い気候でした。6月24日になってようやく気温が上がり、最高気温は32℃から34℃、蒸し暑い日が約1か月続きました。7月後半には、すでに涼しくなっていました。北風が吹き、朝は涼しい(17℃)ものの、日中は暖かく(16時には30℃)、湿度はかなり低くなりました。ブドウの木はこの数週間で、シーズン初めの遅れを取り戻しました。しかし、この快適な気候は8月半ばに突然終わりを告げました。8月14日と15日は、冷たい気温と「秋のような」霧を伴う、異常なほど雨の多い日でした。8月16日には夏の暑さが戻りましたが、この時は非常に湿度が高く、熟しつつあるブドウの房にカビが発生しやすい状態になりました。この危険は、早熟の品種にとってより深刻でしたが、ネッビオーロの畑にも存在しました。しかし幸いなことに、月末には夜間の気温がぐっと下がり(午前8時には12℃、午後には24℃)、カビの発生が抑えられました。
ブドウの収穫
そして、その年の出来を左右する最も重要な月である9月を迎えました。7日、19日、27日の3回、激しい雨が降りました。さらに10月4日にも激しい雨が続きました。一方で、雨と雨の間は、日差しが豊かで湿度が低く、気温も涼しい素晴らしい日々でした。ブドウは常にしっかりと乾き、ゆっくりとしたペースではありましたが、9月いっぱい熟成が進みました。9月27日の雨の後、これ以上待てないと判断し、9月30日に収穫を開始しました。日当たりの良い若いブドウ畑から収穫を始め、ブドウの香りと糖分がさらに凝縮される可能性のある「涼しい」エリアでは、もう少し待つことにしました。10月4日の雨により収穫作業は一時的に中断されましたが、ブドウが乾いた10月7日に、穏やかな秋の太陽の下で再開されました。そして、10月14日に収穫は完全に終了しました。
2010年のバルバレスコは、先行するヴィンテージほど力強くはありませんが、バランスが取れていてエレガントな素晴らしいワインとなるでしょう。2004年や2005年のようなクラシックなヴィンテージと並び、数年待つことができる人に素晴らしい感動を与えてくれることは間違いありません。
【醸造方法等】畑はネイヴェ村に位置するバサリン。南向き、海抜250~280m。灰色の砂交じりの泥灰土土壌。フランス産バリックで18ヶ月間、瓶内で9ヶ月間
【生産者】モッカガッタ
【生産者について】
※ラベルやキャップシールに経年劣化が見られます。
ご了承の上、お買い求め下さい。
2010 バルバレスコ DOCG “バサリン” / モッカガッタ
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