Chianti Classico DOCG / Ormanni
キアンティ クラッシコ DOCG / オルマンニ
【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】サンジョヴェーゼ 100%
【ヴィンテージ】2022年
【産地】イタリア・トスカーナ州
【容量】750ml
【店主コメント】
【醸造方法等】ステンレスタンクで発酵。大樽(1,800リットル)と2,3 回使用したバリックで12ヶ月熟成させています。
【生産者】オルマンニ
【生産者について】ファットリア オルマンニは、ポッジボンシとバルベリーノ バルデルサにまたがる農園で、250haの敷地にオリーブと葡萄が植えられ、100haは森のまま残されています。 オルマンニの歴史は古く、13世紀にはオルマンニ家によって、この地域は所有され、ダンテ アリギエリの『神曲』にも登場するとか。その後、オルマンニ家は戦争に負けてフィレンツェを追放され、スカラッティ家、メディチ家を経て、1818年に現在のブリーニ家の所有となりました。 現在のカンティーナは1914年に作られたもので、バリカイアに至っては17世紀に出来たものだといわれています。1924年にキアンティ クラッシコのコンソルツィオが発足された時の初期メンバーでもあります。現在の当主は5代目のパオロ=ブリーニ氏。1960年代から、サンジョヴェーゼの巨匠『ジュリオ ガンベッリ』氏をコンサルタントに、サンジョヴェーゼに重きを置いたワイン作りを行うようになります。1990年代のスーパータスカンブームとは完全に距離を置き、地道なワイン作りを続けてきましたが、2009年にサン ファビアーノ カルチナイアのディレクターであったロッコ ジョルジョ氏が加入します。 恵まれたテロワールを最大限に活用するため、畑の手入れ、醸造所の管理などの改革を行います。現在も樹齢40年を超える、アルベレッロのサンジョヴェーゼを中心に、有機栽培に切り替え、肥料も一切使わない、新しいコンセプトにシフトしつつあるワイナリー。現在のコンサルタントは、ジュリオ ガンベッリ氏の一番弟子だったパオロ サルヴィ氏。国際品種をブレンドしない、サンジョヴェーゼに執着するスタンスで、伝統的ワイナリーの地道な改革を続けており、パワー重視ではない、バランスの良いワイン作りを目指しています。 昔は60haの畑から、大量のワインを作っていましたが、ロッコ氏加入後、畑の植え替えを進めたり、収量制限を行っている為、現在の総生産量は16万本程度です。ワイナリーはポッジボンシになりますが、所有する畑は、バルベリーノ バルデルサ(フィレンツェ県)とポッジボンシ(シエナ県)にまたがり、バルベリーノの畑はキアンティ クラッシコ、ポッジボンシの畑はキアンティをメインに作ります。キアンティ クラッシコ畑はアルベーゼ、ガレストロ、白い印象で、石がゴツゴツしていて、標高は350m 。1960年代のアグロノモが決めた、独特のアルベレッロ仕立てのサンジョヴェーゼが残っています!現在は肥料は使わないので列と列の間に大麦、クローブなどを植えます。 MONTIGNAMOと、BORRO DEL DIAVOLOという上級畑から、リゼルヴァ用の葡萄を収穫。グラン セレツィオーネは、各畑から良い葡萄をセレクトします。バルベリーノ側にはカステッロ ディ モンサント、パネレッタなど、大御所のワイナリーがひしめくキアンティ クラッシコの中心エリアです。ロッコ氏は「オルマンニの特徴は、歴史が長く、キアンティ クラッシコの教科書とも言えるガレストロ土壌の海抜350m というポテンシャルの高い場所。畑仕事が疎かだった1990年代までも、良いクオリティのワインが出来ていたのは土地の恩恵によるところが大きい。2009年以降、毎ヴィンテージ安定感が出てきた。サンジョヴェーゼ単一で作るため、ヴィンテージの特徴は顕著に出るが、不安定なワインは無くなってきた。これから10 年かけて、畑の手入れと、カンティーナの改良も地味に続けて行きたい。」と、熱く語っています。
2022 キアンティ クラッシコ DOCG / オルマンニ
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