Barolo DOCG Del Comune di Barolo / Scarzello
バローロ DOCG デル コムーネ ディ バローロ / スカルツェッロ
【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】ネッビオーロ
【ヴィンテージ】2020年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】750ml【コメント】バローロ村の中心部からほど近いテルロと、サルマッサの中からヴィーニャ・メレンダに用いられなかった複数の区画のブレンド。ブレンドがゆえの均整の取れた味わいです。伝統的な 1 本です。
【醸造方法等】このワインは、バローロ村にある2つの異なる畑、テルロとサルマッサのブドウから造られています。テルロは標高350mに位置し、東から南東向きの斜面に広がっています。樹齢25年のブドウが栽培されており、栽培面積は0.5ヘクタールです。一方、サルマッサは標高250mで、南東から南、そして南西向きの斜面を持ちます。こちらの畑のブドウは樹齢15年から25年で、栽培面積は2.0ヘクタールと広めです。醸造においては、ブドウは野生酵母を使って発酵されます。その後、30日から50日間という長期間のマセレーション(醸し)が行われ、ブドウの皮や種から風味と色素が十分に抽出されます。熟成は、2500〜3000リットルの大樽と500リットルのトノー(中型の樽)を併用し、20ヶ月間もの間行われます。ボトリング後もさらに12ヶ月間の瓶熟成を経て、ワインはリリースされます。
【生産者】スカルツェッロ
【生産者について】バローロの生産地域の中心部にあるバローロ村。その街中にカンティーナをかまえるスカルツェッロは、三代続く家族経営のワイナリーです。バローロ村に 6ha、シニオ村に 2ha、計 8ha を所有しています。その中でも、ヴィーニャ・メレンダがあるバローロ村のサルマッサ MGA(4ha 所有)はスカルツェッロ家の心臓部ともいえる畑です。他のバローロ村の畑はパイアガッロ、テルロ、ボスケッティとなります。代々続く栽培家の一族でしたが、自分たちのブドウの醸造をはじめたのは100年ほど前のことです。1940年代後半から、現当主の祖父にあたるフェデリコとその兄弟であるジュゼッペがスカルツェッロ家のブランドとしてワインを市場にリリースしはじめました。1970年代後半には、フェデリコの息子であるジョルジョがワイナリーを継ぎ、セラーを拡大しました。当時は醸造面における大改革期で、ジョルジョもその流れに着目し興味も持っていましたが、先人たちから学んだ醸造法を踏襲し、明確な個性を持った伝統的なワイン造りを続けてきました。1978年が最も大きな転換期で、このヴィンテージがスカルツェッロ家が本格的なボトリングを行った最初のヴィンテージにあたり、生産量の大部分が海外のマーケットに向けて輸出を始めたタイミングでもあります。2000年には現当主であるフェデリコがワイナリーに参画し、畑と醸造面で経験を積み始めました。畑における作業の変化は非常に大きく、土壌やブドウ樹を守っていくために有機的なアプローチに切り替えました。ビオディナミの様々な側面を探求してきた結果、これは現実的な手法であるという確信のもとに 2020年にはビオディナミ農法を導入しています。セラーにおいては、清潔さを保つことに最大の注意を払っています。完全に自然任せではなく介入もしていきますが、それはそれぞれのワインがその個性とポテンシャルを最大限に表現できるよう、それぞれのヴィンテージに寄り添うようなかたちで行っています。
2020 バローロ DOCG デル コムーネ ディ バローロ / スカルツェッロ
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