Treviso Prosecco DOC Extra Dry "L'Estro" / Marsuret
トレヴィーゾ プロセッコ DOC エクストラ ドライ “レストロ” / マルスレット
【タイプ】スパークリングワイン
【ブドウ品種】グレラ100%
【ヴィンテージ】ノンヴィンテージ
【産地】イタリア・ヴェネト州
【容量】750ml
【店主コメント】非常にキメ細やかな泡立ち。白桃の香りに少し香草のニュアンス。プロセッコらしい自然な甘みがファーストノーズからアフターまで長く持続します。エクストラドライながらブリュットに近い味わいに感じられるのは酸度の高さから。プロセッコ本来の香、味わいを十分に感じて頂けるお勧めの1本。
【醸造方法等】クラシックライン。ヴァルドッビアーデネとのボーダー近く、粘土を多く含むトレヴィーゾの丘陵地帯にある自社畑の葡萄のみ。手作業で収穫後、空気圧で優しくプレス。ステンレスタンクで低温から醗酵。醗酵途中で密閉し発泡を得るシャルマ方式。グレラ種の香りを引き出し、フレッシュでフルーティ。軽くていつでも楽しめるキュヴェ。良好な酸と甘みのある果実感で、スパイシーな料理にも相性ピッタリ。残糖:14~16g/L
【生産者】マルスレット【生産者について】可愛らしい香と味わいから誤解されることが多い「プロセッコ」。実は崖のような急斜面に張り付くように作られた厳しい自然の中にある。DOCG に認定されたことで造り手の意識が変わってきている。2015 年にはシャンパーニュを抜きスパークリングワイン世界一の産地となった。1936 年「アゴスティーノ・マルスーラ」が「ヴァルドビアーデネ」の畑を購入したのが「マルスレット」の始まり。小さいマルスーラを意味する「マルスレット」は身長が低かった「アゴスティーノ」をからかった名称。現当主は「エルメス」。納得いく品質に到達しなかった葡萄を大手生産者に販売し、高品質葡萄だけを使うことを決断して一気に品質を高めた。『収穫した葡萄の 50%は大手生産者に販売してしまう。畑で選別し、カンティーナで選別、そして最後に自分達で造るか販売してしまうかを決める。僕等は 3 回選別している』「ヴァルドビアーデネ」の土壌は典型的モレーン。氷河が丘を削った時に堆積した土壌でアルプス山脈を形成する石灰土壌や海に由来する泥岩や砂岩質も存在する。起伏に富んだ土地で数メートル毎に土壌も変化する。この狭いエリア内で標高差は 200m を越す。『ほぼ全ての畑を丘の上部に所有している。急斜面はトラクターが入れないので、耕作から収穫まで全ての作業は人間の手によって行われる』支柱も天然木また、彼等の畑では有機的な取組みが行われている。化学的な肥料や殺虫剤は使用しない。10 年以上の有機栽培によって葡萄樹は自然環境と共存できるように変化。病気への耐性も出てきて良い状態になってきた。『葡萄樹の支柱も森から切り出した木を使う。通常の鉄やコンクリートは先端に防腐剤が塗られている。あれは土壌に毒を注射するようなもの』低価格ワインの産地なのでほとんどの畑では除草剤が使用されているが、彼等の畑では除草剤さえも使用されない。『僕等の畑は最も古い樹では 70 年を越す。50 年以上の樹が半分以上を占めるというプロセッコにしては贅沢な環境』幹が太く、他の生産者の畑とは全く違う畑。彼等の畑は遠くからでもすぐ解る。色々な区画をバラバラに所有していることも利点。1ヵ所の畑だと雹害や病気で全滅することがあるが、色々な区画であれば良い区画の葡萄を優先的に使うことでリスクを回避できる。出荷直前にボトリング『グレラ種の白桃のような香を味わうにはシャルマ方式が最適。瓶内 2 次発酵では酵母のニュアンスが出てしまうので香が隠れてしまう』収穫した葡萄は低温で保存し、プレス。野生酵母を純粋培養した酵母で低温発酵させる。その後、「アウトクラーヴェ」と呼ばれる大きなタンクで2 次発酵を行う。発酵終了後、粗いフィルターで澱を取り除き、自然にデキャンティング。そのままアウトクラーヴェで保管し、フレッシュな状態を維持する。『澱を早目に取り除いた後、ガスが充満した状態のアウトクラーヴェで低温保管しておく。フレッシュで最も美味しい状態を維持する』プロセッコの美味しさはフレッシュさ。最高の状態はボトリングしてから 1~6 ヶ月の間。直後は安定しないので少し落ち着いてからが美味しい。6 ヶ月を過ぎるとフレッシュさは消えてしまう。『最も美味しいのはボトリング後 1~6 ヶ月まで。日本には輸送機関が 2 ヶ月かかる。一番美味しい状態で飲めるよう出荷直前にボトリングする』
S.A. トレヴィーゾ プロセッコ DOC エクストラ ドライ “レストロ” / マルスレット
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