Piemonte DOC Chardonnay "Giarone" / Poderi Bertelli di Aldo Bertelli
ピエモンテ DOC シャルドネ “ジャローネ” / ポデリ ベルテッリ ディ アルド ベルテッリ
【タイプ】白ワイン
【ブドウ品種】シャルドネ
【ヴィンテージ】2022年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】750ml
【コメント】カリンやアンズの黄色い完熟果実やグリルした桃を彩るバターやオークのニュアンス。緊張感あるアタックに続き、徐々に姿を現す重厚かつふくらみのあるボディ。長い余韻に至るほどスケールの大きさとパワーに圧倒される。
　何世紀にもわたってワイン造りを行ってきたベルテッリが正式にワイナリーを設立したのは 1975 年。父親から家業を受け継いだアルド ベルテッリはイタリア国内にとどまらず世界を視野に入れワイン造りに本格的に打ち込んだ。10ha の所有畑は海抜 250-300m のなだらかな丘陵に広がり、日当たりと通気性に優れた恵まれたミクロクリマにより、潜在アルコール度数の高い健全なブドウを得ることができる。 栽培には有機農法を採用。各ワインの生産本数は少なく、現地でも手に入れることが難しい生産者である。
　2017年にアルド ベルテッリが死去し遺産相続の問題でワインの生産が叶わなかった状況を乗り越え、待ちに待ったGiaroneが遂に入荷。醸造方法、生産に携わるスタッフ、樽での熟成期間は変わらず2019年に入荷したワインと同様。
【醸造方法等】フレンチオークのバリック(新樽 100%)12 ヶ月。
【生産者】ベルテッリ
【生産者について】ピエモンテ州でネッビオーロに次ぐ重要な土着の黒ブドウであるバルベーラの複数ある産地の中で、最も重要なアペラシオンのひとつがバルベーラ ダスティ。マット クレイマーが「ピエモンテ最高のバルベーラの圧倒的多数の産地」と評し、2008年にD.O.C.G.に昇格したこの地にて、ベルテッリ家は何世紀にも渡ってワイン造りを行ってきました。15世紀までさかのぼることができるこの歴史ある造り手は、コスティリオーレ ダスティにある壮麗な城館にセラーを構えています。ワイナリーの設立は1975年。父親から家業を受け継いだアルド ベルテッリは、イタリア国内にとどまらず世界を視野に入れ、ワイン造りに本格的に打ち込みました。バルベーラの3つのクリュを含むピエモンテの伝統品種の他に、ソーヴィニヨン ブランやカベルネなど、土地との相性を追求したフランス系品種の2本柱でワインを手掛けています。ピエモンテの大御所が買い付けに来たと噂されるほど優れた立地にあるバルベーラの畑を所有し、この地で150年以上前から栽培され、今や土着品種に等しいシャルドネからは、ガヤのガヤ エ レイ、アルド コンテルノのブッシア ドールと並び『ピエモンテの3大シャルドネ』に数えられる濃密なワインを生み出しています。因みに、設立者のアルドは医学博士であり、ポリフェノール等のブドウに含まれる物質の効能を実証した最初の科学者の一人です。ワイン造り同様に、『ワインと健康』に関する多くの研究にも第一人者として身を捧げました。
ベルテッリのワインには自社畑のブドウのみが使われます。10haの畑は海抜250-300mのなだらかな丘陵に広がり、南から南西に開けています。日当たりと通気性に優れた恵まれたミクロクリマにより、潜在アルコール度数の高い健全なブドウを得ることができます。栽培には有機農法を採用。化学薬品を使う周囲の畑から所有畑を守るため、周辺の土地も購入し、ブドウの生育環境を整えています。また、土地とブドウのキャラクターを密度高くワインに反映させるため、ブドウの樹1本につき6房以下という厳しい収量制限も行っています。
醸造においては、毎年画一的に行うのではなく、ヴィンテージごとに異なるブドウの成熟度合いやキャラクターを尊重し、それぞれにあった手法をとっています。また、瓶詰め後もワインの熟成スピードや発展の仕方を考慮に入れ、ベルテッリが求めるレベルのエレガンスと成熟度に達したワインのみが順次リリースされるため、同一ヴィンテージでもアイテムによってリリース時期が変わります。さらに、場合によってはヴィンテージが前後してリリースされることも。各ワインの生産本数は少なく、毎年コンスタントに市場に供給されるとは限りません。現地でも手に入れることが難しい生産者ですが、どのワインも桁外れのパワーと圧倒的な存在感を備え、一度飲んだら忘れることなどできません。知る人ぞ知るピエモンテのトップ生産者の一人です。