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Barbera d'Alba DOC / Guido Rivella

バルベーラ ダルバ DOC / グイド リヴェッラ

【タイプ】赤ワイン

【ブドウ品種】バルベーラ100%

【ヴィンテージ】2023年

【産地】イタリア・ピエモンテ州

【容量】750ml

【輸入元コメント】プルーンやチェリーの風味、フレッシュでフルーティ。余韻にミネラルを感じることが出来る。

【醸造方法等】パトリコーネからのバルベーラ。ステンレスタンクで最大29°Cまでを許容しながら自生酵母で12-14日間の主発酵。1年以上使用樽のバリックとトノーで約6か月間の熟成。

【生産者】グイド リヴェッラ

【生産者について】フルオーケストラの指揮台を降りて行き着いた引き算の美学

 1970年代、イタリアワインのルネッサンスが幕を開けた時代。グイド・リヴェッラは幼馴染みであるアンジェロ・ガヤと共に世界中の銘醸地を巡り、バルバレスコに次々と革新をもたらしました。伝統的な大樽熟成が主流だったこの地にバリックを導入し、グリーン・ハーヴェストを誰よりも早く実践する。彼らは間違いなく現代バルバレスコのパイオニアでした。

 

 【GAJA】という世界最高峰のワインを46年もの長きにわたり最高醸造責任者としてつくり続けてきた男。彼はまさに誰もが羨む壮大な「フルオーケストラ」を完璧に指揮するマエストロだったのです。事実、モンダヴィ社をはじめとする世界中の著名ワイナリーが彼を引き抜こうと画策しましたが、アンジェロと共に漕ぎ出した船を彼が降りることはありませんでした。

 

 しかし、時は流れ、華やかなステージから退く時が訪れます。ガヤという絶大なブランドから解き放たれた彼が向かったのは、自らのルーツである故郷・モンテステーファノの小さな生家でした。彼が自身の人生の集大成として選んだのはわずか数ヘクタールの畑と、驚くほど静かで「あっさりとした」カンティーナだったのです。

 

「どんなワインをつくりたいか、それがいちばん大切なんだよ」

 

 グイドはそう静かに語ります。最先端の醸造技術を知り尽くした彼が自らのワイナリーで選んだのは「究極の引き算」でした。

 

 100%の除梗、自然発酵。そして新樽は一切使用せず、最低でも1年以上使用したフレンチオークのバリックやトノー、大樽だけを熟成に用います。それは粗さの残るタンニンがワインの優美さを損なうのを防ぐため。彼が最も重きを置いているのは熟成から澱引きに至る「エルバージュ(育成)」という静寂の工程です。樽の中で木とワインが交感し、ネッビオーロの峻厳な酸とタンニンが優しく解きほぐされていく。その緻密な対話こそが、彼のワインに温かみと滋味深さを与えます。

 

 ガヤのバルバレスコが14の畑をブレンドしてつくり上げる「完璧に構築されたフルオーケストラ」だとするなら、グイド自身のワインは熟練の職人が土地の個性を純粋に奏でる「極上のアコースティックギター」の音色。過度な装飾を削ぎ落としたからこそ聴こえてくる、テロワールの純粋な響きがそこにあります。 例えるなら、ガヤのワインが多彩な楽器と最新技術を駆使して緻密に構築されたパット・メセニーのような壮大なサウンドスケープだとすれば、グイドのワインは装飾を削ぎ落とし「木の鳴り」だけで勝負するラルフ・タウナーの静謐なソロギターに似ています。どちらも「バルバレスコ」という芸術の頂点にありながら、ガヤが『足し算のオーケストレーション』で世界を圧倒したのに対し、すべてを知り尽くしたグイドは今、故郷の小さな畑で『究極の引き算』によって土地の純粋な響きを奏でているのです。

 

 2026年現在、バルバレスコとネイーヴェに所有する3.5haの畑から18,000本をリリースしています。

 

 グイド・リヴェッラのカンティーナのすぐ裏手にはソリ・モンテステファノの急斜面が広がっています。この区画はモンテ ステファーノの中心部にある南向きの土地で0.45haがMGAに分類されています。ここには平均樹齢で50を超えるネッビオ ーロが粘土質で、希少な青色石灰岩、薄い砂層が混ざった土壌に根を張っています。これらの土壌環境がワインにエレガントな味わいとしっかりとしたタンニンを与えています。

 

 同じモンテステーファノの丘にはMGAに含まれない2つのプロット「ビビネット」と「パトリコーネ」を所有。ネッビオーロとバルベーラ、アンナータのバルバレスコのブドウは主にここから収穫しています。この2つのプロットにも青色石灰岩が含まれています。

 

 隣村のネイーヴェには長らく親族から借りていたMGAマルコリーノのプロット0.42haを2019年より自社畑として所有。南南西の急斜面に位置し、樹齢75年以上のネッビオーロで構成されています。主に粘土質の土壌に砂と灰色の石灰層が混ざる土壌です。 そして、そのマルコリーノの斜面を下り、道を挟んだところに、2015年より管理している南西向きの0.7haのMGAファウソーニを所有しています。樹齢約40年のネッビオーロが主体で、石灰岩や凝灰岩を含む灰色の泥灰土と砂の土壌がスパイシー でフルーティーな味わいを生み出すといいます。

 

 ブドウ栽培とワインづくりにはグイドと、1984年生まれのシルヴィア、1979年生まれのエンリコの3人で行われています。 粗さの残るタンニンがワインの優美さを損なうのを防ぐ目的で100%除梗(ダイレクトプレスのロザートのみ全房)。一次発酵は自然発酵で、27℃~29℃に管理されたステンレスタンクで。その後、新樽は使用せず、1年使用以上のフレンチオークのバリックやトノー、20.5HLの大樽に移しマロラクティック発酵。そのまま14~18か月間の熟成を経て、ステンレスタンクやセメントタンク内でラッキングを行い、平均して4か月間の瓶熟を経てからリリースされています。

2023 バルベーラ ダルバ DOC / グイド リヴェッラ

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