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VSQ "Fongaro" Brut / Fongaro

VSQ “フォンガロ” Brut / フォンガロ

【タイプ】スパークリングワイン
【ブドウ品種】ドゥレッラ85%、シャルドネ15%
【ヴィンテージ】2017年
【産地】イタリア・ヴェネト州
【容量】750ml
【店主コメント】泡立ちは前年よりもしっかりした状態。この年イタリア中北部は特に収穫前の7月中旬~8月に曇りと雨が多くなり、糖度が高まる段階で悪条件と重なった年でもありますが、タニタ曰く「酸を主軸のひとつとするドゥレッラにとっては悪くない」年でもあったそう。ドゥレッラの特徴である凛とした酸味がキッチリと活かされた力強さを備えた内容となっています。
【醸造方法等】8月末~10月に手摘みで収穫され、ラックでワイナリーに運ばれ圧搾の前に小部屋で冷却します。10度~12度の環境でソフトプレスにて圧搾。一次発酵はステンレスタンクにて15~18度にて20日間かけて行われます。4月に入ってから瓶詰めされ、48カ月をかけてゆっくり発泡化。ルミアージュ(動瓶)30日を経て澱を集めてからデゴルジュマン(澱抜き)。軽く黄色みを帯びたクリアな色彩。泡立ちは奥のほうから湧き出る様に上品で豊かな状態。
【生産者】フォンガロ
【生産者について】1975年、グエッリーノ フォンガロがレッシーニ山の麓ロンカに創設したメトド クラシコ スプマンテ専門の生産者。

 この地に生まれながら、40年の時を経て帰郷したグエッリーノは、当時この地で行われていた一般的農業の現状を見て大きく落胆。大型企業の下請けとしての仕事ばかりを行い、クオリティやその価値を高める事には殆ど見向きもしない事に地域の農業の危機を感じました。「残りの人生は愛する故郷に貢献する事に費やしたい。」グエッリーノは大きな決意の下、ブドウを育てワインを造る事を決意。当時としては未だ極めて少なかった有機栽培方法を生産の基本理念に据えました。そしてそのダイナミックとも言える考えに賛同した数人の仲間たちと共に生産者フォンガロはスタートします。

ブドウはドゥレッラ種をベースとして栽培し、スプマンテを製造。ドゥレッラはヴェローナからヴィチェンツァにかけて、その北部に位置するレッシーニ山で育つ地場品種。彼はこのブドウを基本にし、瓶内二次発酵でのスプマンテ造りを志します。

 彼らの拠点のあるロンカを含むヴェローナ県、ヴィチェンツァ県北部の地域は、隣接するソアヴェ等と同様に約4500万年前に火山に形成されたもの。凝灰岩と玄武岩を中心に構成されており、豊かなミネラルを生み出すのが特徴である石灰と鉄分も含みます。2つのバランスが取れた、この界隈でも個性的な土壌を持つ地域と言えます。またアルプスの末端にあたるレッシーニ山塊から吹きこむ冷涼な空気により、ブドウは良好の酸味が育まれ、キリッとしながら繊細な味わいを生み出しています。

 フォンガロでは、この豊かなミネラルと強い酸味というドゥレッラ種の個性が最も反映するのは瓶内二次発酵のスプマンテであるという判断から、西方の銘醸地フランチャコルタに対抗する様にドゥレッロ メトド クラシコ スプマンテ専門の生産者となりました(ドゥレッラはブドウ品種名、ワインになるとドゥレッロとなります)。

 グェッリーノは数年前、100歳目前で天寿を全うしこの世を去りました。第二の人生を故郷の農業とワイン造りに注ぎ込んだ彼の死をヴェローナの地方紙も追悼記事を掲載しました。そして彼の精神は、ワイン生産者フォンガロのワイナリーとしての精神として今も息づいています。昨年、孫のアレッサンドロとマッテオの兄弟は独立する形で別の道を歩むことになりましたが、グエッリーノを開業当初から右腕として支えて来たミケーレの娘、タニタは今でも「グエッリーノの精神=フォンガロの哲学」と言います。それは、あくまでドゥレッラ種という強い酸とミネラルを湛えるブドウが、メトド クラシコのスプマンテに適しており、この土地にドゥレッラ種を遣わした神様からのメッセージであり、そのドゥレッラ種の宿命こそフォンガロの使命であると考えています。そんな頑なで、また一途な想いを今後もワインに反映させてくれる事でしょう。イタリアきってのスプマンテの銘醸地であり、投資の進んだフランチャコルタとは別のベクトルを持ち生産規模も実に小さいアペラシオンですが、ヴェネツィア共和国時代以前から続くドゥレッラ種の個性の上に立脚したフォンガロのスプマンテ。是非お試しください。

2017 VSQ “フォンガロ” Brut / フォンガロ

¥4,400価格
在庫なし
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