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『ファッブリカ ピエンツァ』✨

  • 執筆者の写真: ラ・カンティネッタ多摩川 店主
    ラ・カンティネッタ多摩川 店主
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

先ずは飲んでみてください🤙


「それほどシンプルではない方法で、シンプルなサンジョヴェーゼをつくるというアイデア。全房と長いマセレーションを経て、まろやかで非常に飲みやすいサンジョヴェーゼを表現した。 しかし結局のところ、それ ほど簡単ではない "飲みやすいワイン"に仕上がっている」


15%のみ全房のサンジョヴェーゼを投入。それをフットクラッシュし、その上に除梗したサンジョヴェーゼを層のように投入する。その後24度前後を保ちながら自然発酵を促す。主発酵含めたマセレーション期間は約90日。その後プレスし、ノンブロ社の100HLのコンクリートタンクにマストを移し12カ月間静置する。2020年は約13000本がボトリング。


『ファッブリカ ピエンツァ』について簡単に↓


🌍 トスカーナの秘境、オルチャ DOC

ファッブリカ ピエンツァはトスカーナ州のオルチャ DOCに位置しています。この地は、キアンティ・クラッシコの南、モンタルチーノ(ブルネッロ)とモンテプルチアーノ(ヴィーノ・ノービレ)というイタリアを代表する銘醸地2つに挟まれた、地理的に極めて特別なエリアです。


オルチャ DOCは、2000年に設立された比較的新しいアペラシオン(原産地呼称)であるため、トスカーナではあまり馴染みのないブドウ品種であっても、臆せずに栽培に挑戦できる自由度の高さも魅力の一つ。この自由を活かし、テロワールの個性を最大限に引き出すワイン造りを行っています。


⛰️ ローヌ渓谷にも通じる気候と土壌

ピエンツァの気候は、暑すぎず、年間を通して降雨があり、夏には昼夜の寒暖差が顕著です。これはフランスのローヌ渓谷、特に南部ローヌ地方と強い類似点を持っています。


土壌は、丘陵地の地形が南部ローヌを思わせる一方、石灰質の粘土質砂が主体であり、構造的にはエルミタージュ(ローヌ北部)に似ています。砂質粘土質の土壌は陽イオン交換容量が高く、ミネラル塩と適度な活性石灰(約8%)が豊富です。さらに、排水性が良く、深い部分の水分保持能力に優れているため、ブドウの生育に理想的な環境を提供しています。


このユニークなテロワール、そしてオルチャ川やアミアータ山の影響、ピエンツァの歴史的背景(ルネサンス都市計画の理想都市)が合わさることで、ワインには顕著なバランスが生まれます。


この特別な気候・土壌・歴史的背景を持つテロワールが他にはない唯一無二のものであることを証明し、オルチャ DOCのワインが独自の個性を持っていることを世界に示しています!


イチゴやクランベリーなどのベリー系フルーツ、チューインガムやシナモン、オレガノやローズマリーなどハーブ香も感じられる複雑な香り。心地よい酸味の後にふくよかな果実味が広がります🍷タンニンはそれ程多くはなく、果実の後にほのかに苦みが感じられ長い余韻が楽しめます。カルレオーネやイル ボルゲットと同じ方向性が感じられるポスト モダンなサンジョヴェーゼ🍇✨


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