『ゼロ インフィニート』極少入荷✨
- ラ・カンティネッタ多摩川 店主
- 12 時間前
- 読了時間: 3分
トレンティーノ州「ポイエル&サンドリ」から、今年も「ゼロ インフィニート」と「ゼロ インフィニート クレミジ」が極少入荷しました!
毎年楽しみにしてくださる方が多いワインですが、知れば知るほど造り手の変態的(褒め言葉!)なこだわりが詰まっていて面白いんですよね。知らない方の為に簡単に。
「ゼロ」に込められた意味
名前の「ゼロ インフィニート」は、直訳すると「無限のゼロ」。何がゼロかというと…
・農薬ゼロ(銅や硫黄すら使っていません)
・酸化防止剤(SO2)ゼロ
・培養酵母ゼロ
・フィルター・清澄ゼロ
つまり、ブドウ100%だけで造られた微発泡(フリッツァンテ)なんです。でも、ただの「放置系ナチュール」ではありません。ポイエル&サンドリがすごいのは、自然派でありながら「ワインとしての美しさやクリーンさ」を徹底的に追求しているところ。
なんと彼ら、収穫したブドウを醸造前にジャブジャブ「水洗い」するんです。
「え、ブドウ洗っちゃうの?」って思いますよね。私も最初は驚きました。
空気中の排気ガスやホコリを落とすのが目的だそうです。水洗いすると野生酵母も一時的に半分くらい減るらしいのですが、酵母の邪魔をするバクテリアはそれ以上に減る。結果として1時間後には野生酵母が1.5倍に増えて元気に発酵を始めるんだとか。
さらに、ブドウを一度大きな冷蔵庫で冷やして香りを引き出しつつ、果実に隠れた小さな虫たちを寒さで追い出す……なんて作業までしています。どこまでも丁寧で、理にかなった仕事ぶりです。
病気に強い新世代ブドウ「PIWI」
このワインを語る上で欠かせないのが「PIWI(ピーヴィー)」という言葉。ドイツ語の略称で「カビや病気に強い耐性を持つ交配ブドウ」のことです。ブドウの病気に強いうえに寒さにも強いから、農薬を撒く必要がほとんどありません。
ポイエル&サンドリはこのPIWI品種を、まわりに他の畑がない山奥の森を開墾して植えています。近隣の畑から農薬が飛んでくる心配すらゼロにするためです。徹底していますよね。
1本で2度おいしい!それぞれの味わい
飲み方にもちょっとしたコツがあります。最初はボトルを立てたまま静かに注いで「上澄み」を楽しみます。半分くらい飲んだら、ボトルを軽く振って底に沈んだ澱(酵母の成分)をしっかり混ぜ合わせる。これだけで、まったく別のワインに化けます。
【品種:ソラリス】
輸入元さんのコメントによると、上澄みは「グレープフルーツのような苦味と、フレッシュで爽やかな果実の酸味」が楽しめます。で、後半に澱を混ぜると……まろやかさと重厚みが一気に増して、ネクターや白桃のような甘やかで濃密な味わいにガラリと変化。すっきり乾杯して、後半は濃厚な旨味に浸る。この変化がたまりません。
【品種:セルヴァール】
セルヴァールという珍しい品種を使ったロゼ。イタリアでこの品種を栽培しているのは、なんと彼らだけだそうです。輸入元さんのコメントでは「アセロラやイチゴのようなフレッシュな酸味」がベース。こちらも澱を混ぜ込むと、一気にネクターのようなコクと重厚感が出てきます。ロゼならではのアセロラや野生のベリーっぽい華やかな香りと、濁り酒のような旨味の組み合わせが実にユニークです。
※こちらはセット販売とさせていただきます。
どちらも無ろ過・無添加の微発泡(コル・フォンド)なので、ピチピチとした優しい泡立ちと、果実そのままのピュアな味わいが身体にじんわり染み渡ります。
極少入荷ですので、気になる方はぜひお早めにチェックしてみてくださいね!

