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『マルゲリータ オット』、『ニコラス ユレティッチ』、『キアラ コンデッロ』新ヴィンテージ入荷✨

  • 執筆者の写真: ラ・カンティネッタ多摩川 店主
    ラ・カンティネッタ多摩川 店主
  • 10月12日
  • 読了時間: 7分

『マルゲリータ オット』、『ニコラス ユレティッチ』、『キアラ コンデッロ』の3ワイナリーより、

最新ヴィンテージの入荷情報をお届けします!

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『マルゲリータ オット』

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マルゲリータ オットを手掛けるのは、ニューヨーク近郊出身のアラン・マンリー氏。バローロに魅了された彼は、1995年以降毎年バローロを訪れ、2008年からはルチアーノ・サンドローネ、エリオ・アルターレなど数々の巨匠のもとで研鑽を積みました。

そして2011年にイタリアへ移住し、バローロで最も偉大な生産者の一人、バルトロ・マスカレッロで10年間にわたりマリア・テレーザ氏の右腕として栽培と醸造を担当。「自分の好きなバローロのスタイルはバルトロ・マスカレッロ」と語るアラン氏は、2015年に自身のワイナリーを設立しました。

🍷 ワイン造りのこだわり:稀少な伝統製法「アッセンブラッジョ」

アラン氏のワイン造りを特徴づけるのは、「アッセンブラッジョ(Assemblaggio)」というバローロの伝統的な製法です。これは、各区画のブドウを最初から全て混ぜて発酵させる方法で、現在このスタイルでバローロを造る生産者はわずか2軒しかないと言われています。

🌡️ 温暖化への挑戦:独自のブドウ栽培

温暖化による過熟や酸不足を防ぐため、アラン氏は収穫タイミングを糖度ではなくタンニンと種の成熟で判断します。伝統手法「アル・カプレ」を用い、除葉せずに葉を西側に垂らすことで、強い西日や雹からブドウを守り、理想的な成熟を促します。

〇特注の樽:緻密なタンニンを表現

バローロの熟成に使用するのは、待望のイタリア・ミッテルベルガー社の特注樽。成長が遅く年輪間が細かいアルザス産オーク材を使用することで、バローロの熟成に理想的な酸素透過量となり、若いうちからきめ細かく溶け込んだ緻密なタンニンを表現しています。偉大な伝統と現代的なアプローチが融合した、新たなバローロのスタイルをぜひご堪能ください。

📅 2021年は最良の冬から始まり、暑い夏も豊富な地下水で乗り切った極めて良好な年。4つの区画をアッセンブラッジョ。熟した果実味と力強さを持つフルボディで、シルキーで質の高いタンニンと長い余韻が調和した堂々とした仕上がり。※お一人様1本までのご購入とさせて頂きます。

🍷「バローロと同じような満足度を気軽に」というコンセプトで2019年に初リリース。この2023年は3年間続いた干ばつのストレスを反映。赤系果実が主体で、磨かれた中程度のタンニンとスパイシーな余韻を持つ、“ちょっと特別なシーン”を飾るワイン。

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『ニコラス ユレティッチ』

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「フリウリのライジングスター」 世界最高峰のレストランにも認められた剪定のプロが造るナチュラルワイン

イタリア・フリウリ、スロヴェニア国境付近のコルモンスで2018年にワイン造りを始めたニコラス・ユレティッチ氏。2020年ヴィンテージが世界一のレストラン「ノーマ」に採用され、「フリウリのライジングスター」として一躍脚光を浴びています。彼のワイン造りの根幹は、世界中の著名ワイナリーから信頼される剪定のプロフェッショナルとしての10年間の経験です。

🌳 畑での「自然体」なアプローチ

ニコラス氏は樹齢50〜110年の古樹が植わる素晴らしい畑を入手。「セラーよりも畑での仕事」に注力し、畑の自然な生物多様性を保つために草刈りやカバークロップの植樹は行いません。

完全な日陰での成熟: 直接日光を防ぐため除葉は一切せず、ブドウは全て日陰でゆっくりと成熟。これにより、十分なフェノリクス(ポリフェノールなど)を蓄積させます。

遅摘みによる複雑性: 完熟を待って収穫することで、アルコール度数のバランスを保ちながらも、土地を表現したインテンシティと複雑性を持つワインを目指します。

🍊 スタイル:フレッシュさと複雑性の共存

醸造においては、長期マセラシオンで複雑性を引き出すこの地域の伝統的なスタイルとは一線を画し、短期間のマセラシオンを好みます。

「ブドウ本来のフレッシュさを保ちつつ、十分なフェノリクスの成熟による複雑さ、そのバランスを大切にしたい」と語るニコラス氏。ステンレスタンク主体のフレッシュなスタイルと、長期マセラシオンの酸化による複雑性、その中間を目指す独自のスタイルは、飲む人に鮮烈な印象を与えます。

剪定のプロの技と哲学が詰まった、テロワールを最大限に活かしたワインをぜひお試しください。

🆕 祖父の妹の畑から新リリース。北西向きの森に囲まれた涼しい畑でゆっくり成熟。オレンジや白い花、スパイスのニュアンスに、ピノ・グリージョが厚みを加えたエレガントで奥行きのあるスタイル。

🍇 樹齢60-110年の混植混醸。南向きの暖かい畑で、異なる成熟度のブドウを同時に収穫。熟した桃などの果実味と、高いフレッシュさが調和。緊張感と洗練さが共存した、まろやかで広がりのある口当たり。

🌿 2022年までフリウラーノ単一だった畑に、2023年よりピコリットとマルヴァジアをブレンド。2日間の短期マセラシオン。柑橘からドライフルーツ、スパイスへと展開する、フレッシュで繊細な印象。

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『キアラ コンデッロ』

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「次世代イタリアワインの先導者」

エレガントなプレダッピオのサンジョヴェーゼを復興させる女性醸造家

イタリア北部エミリア・ロマーニャ州プレダッピオで、わずか4.8haの畑を所有するキアラ・コンデッロ氏。2015年のデビューからわずか2ヴィンテージ目でガンベロ・ロッソ最高評価「トレビッキエーリ」を受賞し、メディアから「エミリア・ロマーニャのライジングスター」として注目を集める若き女性醸造家です。

🍇 プレダッピオ原産クローン「サンジョヴェーゼ・ディ・プレダッピオ」

古くからサンジョヴェーゼの産地であるプレダッピオで、キアラ氏が情熱を注ぐのはプレダッピオ原産のサンジョヴェーゼ・クローンの保護です。このクローンはトスカーナの一般的なものに比べ、皮が厚く、鮮やかな色と若いうちから持つはっきりとした果実味が特徴です。衰退していた地域の伝統とブドウの樹を守るという強い信念のもと、ワイン造りを行っています。

⛰️ 完璧なテロワール:エレガントさを生む日較差

プレダッピオは、アドリア海とアペニン山脈の中間地点(標高150〜350m)に位置します。この立地は、日中の海からの温かい風と夜の山からの冷たい風により、気温の日較差が非常に大きくなります。この大きな日較差こそが、ブドウに十分な熟度と酸を与え、バランスの取れたエレガントな仕上がりを生み出す完璧な環境です。

🌿 オーガニック・ビオディナミへの真摯な取り組み

キアラ氏は化学肥料を一切使用せず、オーガニック農法を実践。ビオディナミの調合剤も自ら作成しています。

畑に生い茂るハーブは、土壌を柔らかく保ち、温暖化による乾燥を防ぐ役割を果たします。「ブドウを甘やかすのではなく、環境の変化に適応できるように助けてあげること」という哲学のもと、テロワールを最大限に活かしたワインを生み出しています。その高いクオリティは、「トスカーナであれば10倍の値段がつく」と言わしめるほど。プレダッピオの知られざるエレガントなサンジョヴェーゼをぜひご体験ください。

👑 フラッグシップ。Gambero Rosso 2024で最高評価「トレビッキエーリ」獲得。標高350mの特別な区画(スプンゴーネ土壌)のブドウを使用し、長期マセラシオンと2年間のスラヴォニアンオーク熟成。スリムで研ぎ澄まされた華やかな味わいで、絹のようなミネラルと塩味が長い余韻を演出。

💰 高いコストパフォーマンスで知られ、以前ニューヨークタイムズ紙でも特集。標高の異なる3区画をブレンドし、スラヴォニアンオークで1年熟成。ブラックチェリーやハーブの香りに、シルキーなタンニンと明るく伸びやかな酸が調和したエレガントな仕上がり。

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