『テヌータ ディ カルレオーネ』新ヴィンテージ入荷✨
- ラ・カンティネッタ多摩川 店主
- 11月10日
- 読了時間: 4分
更新日:11月12日
長年にわたりトスカーナ地方を愛してきたオーストリアの起業家、カール・エッガー氏とその家族。彼らはついに、シエナとフィレンツェの中間に位置する中世の町、ラッダ・イン・キャンティ近郊の美しい土地に魅了され、その夢を形にしました。
ワイナリー「テヌータ ディ カルレオーネ ディ カスティリオーニ」は、1078年から歴史に名を残す小さな村「カスティリオーニ」に由来します。約100ヘクタールの敷地には、樹齢60年を超えるオリーブの木々や、主にサンジョヴェーゼ種のブドウ畑(約30ヘクタール)が広がっています。エッガー家は、古い礼拝堂を持つ集落を丁寧に修復し、この地の魂を現代に蘇らせました。
2012年のワイナリー設立時、「イル・グエルチョ」の愛称で知られるショーン・オキャラハン氏が醸造責任者として参加しました。彼の独自の工夫とは、畑での有機栽培とビオディナミ農法の徹底です。
テヌータ・カルレオーネでは、ワイン、グラッパ、オリーブオイルの製造過程において、酵母や清澄剤を含む一切の添加物を加えません。この究極のナチュラリズムが、土地のテロワールを最大限に表現した、ピュアで力強く、個性的なサンジョヴェーゼを生み出しています。
ぜひ、エッガー家の情熱とショーン氏の職人技が詰まった、テヌータ・カルレオーネのワインをご堪能ください🍷
約12,000本のリリース。ラッダからのサンジョヴェーゼのベストセレクション。プロットごとにキューブ型のセメントタンクで90日間マセレーション。全房の比率は40%。ポンピング・オーヴァーは1日1回にとどめ穏やかな抽出を促す。キューブ型のセメントタンク、トノー、大樽に分け18ヶ月間熟成。その後ブレンドを行い、さらに約2ヶ月の瓶熟を経てリリースされる。
約10,000本のリリース。 ラーモレの中心地、ファットリア・ディ・ラーモレのカンティーナの周囲に広 がる南西向き、樹齢20~40年のサンジョヴェーゼ100%。通常、ラッダの標高600メートルのコッレ・ ペトローゾからのサンジョヴェーゼをブレンドするが、2023年は雹害のため収穫出来なかった。 80%全房。54HLのノンブロのキューブセメントタンクで29℃を上限に主発酵。合計180日間のマセレーション。17HL容量のエッグタンクを主体に約13ヶ月熟成。さらに約2ヶ月の瓶熟。
例年30,000本のリリースだが、2023年はべと病の影響で約8,000本のリリースにとどまった。ヴァリアーリの「ターナ・デイ・ルピ」と、ラッダの「チェッティーネ」の区画から。また今年からメルロの比率を意図的に高め、メルロ75%、カベルネ・フラン25%とした。「このランダジオのコンセプトはメルロの強烈な個性を全くメルロらしくない味わいに仕上げるための実験作」。品種ごとにキューブ型セメントタンクの中で120日間マセレーション。全房の比率は全体で約50%。プレス後、再度セメントタンクで約18ヶ月熟成を経て、最終的に2つの品種がブレンドされる。
複数のラッダのプロットのサンジョヴェーゼ100%。40%全房。プロットごとにステンレスタンクやキューブ型のセメントタンクを用い、上限32℃を許容しながら合計90日間のマセレーション。主発酵期間中は1日1回、5分間だけのポンピングオーヴァーと穏やかな抽出を心掛ける。キューブ型セメントタンク、トノー、大樽の3種の容器で16ヶ月の熟成の上ブレンド。さらに2ヶ月間の瓶熟。
2024年は通常より3週間早く収穫を開始した。ラッダのサンジョヴェーゼ100%。全房のままプレスし、果汁のみをステンレスタンクやキューブ型のセメントタンクで約60日間発酵。発酵温度は13℃。自生酵母のみ。そのまま1ヶ月間静置。「2024年はぼくのベストと言える2023年に近い味わいですが、もう少しリッチ」。
約3,000本のリリース。ラッダのプロット「ピアンヴェッキオ」に植わるヴェルメンティーノ50%にリースリング50% 。ヴェルメンティーノはこのヴィンテージから3週間ほどスキンコンタクトを試みた。両ブドウとも100%全房のままステンレスタンクに投入し混醸。数ヶ月の静置。数パーセントのみ新しいトノーで静置したマストを最終的にブレンド。





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