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サンジョヴェーゼで造る希少な『ヴィン サント』✨

  • 執筆者の写真: ラ・カンティネッタ多摩川 店主
    ラ・カンティネッタ多摩川 店主
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

 トスカーナ州の伝統的なデザートワイン「ヴィン・サント(聖なるワイン)」。一般的にはトレッビアーノやマルヴァジアといった白ブドウから造られますが、極めて限られた造り手だけが、黒ブドウである「サンジョヴェーゼ」を用いて特別なヴィン・サントを仕込んでいます🍇


その名は『オッキオ・ディ・ペルニーチェ(Occhio di Pernice)』。

イタリア語で「山ウズラの目」を意味する、この宝石のようなワインの魅力に迫ります✨



■ 世界最古の銀行が守る、シエナの名門「ポッジョ・ボネッリ」

造り手のポッジョ・ボネッリは、16世紀から続く歴史あるワイナリーです。現在は、世界最古の銀行として知られる「モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行」の農業法人によって運営されており、サンジョヴェーゼのスペシャリスト、カルロ・フェリーニ氏がコンサルタントを務めるなど、その品質は折り紙付きです。


■ 2010年ヴィンテージ。自然のリズムが生む「奇跡の熟成」

今回入荷したのは、なんと2010年ヴィンテージ。

15年近い熟成を経てリリースされるこのワインは、造り手の並々ならぬこだわりが詰まっています。

・厳選されたサンジョヴェーゼ:

 平均樹齢30〜35年の、農園内で最も条件の良い南向き斜面のブドウを、手作業で完璧に選別。

・4ヶ月の自然乾燥(アパッシメント):

 簀の子(マット)の上でブドウを乾燥させ、糖分とエキス分を極限まで凝縮させます。

・季節とともに進む発酵:

 発酵は非常にゆっくりと進みます。冬の寒さで一度眠りにつき、春の温かさとともに再び動き出す――。

 この「自然の呼吸」に合わせた醸造プロセスが、偉大な骨格とアロマを形作ります。


■ 官能的なテイスティングノート

グラスに注ぐと、琥珀色のエレガントな色調に目を奪われます。

香りは非常に複雑で、ドライいちじくやナツメの実、蜂蜜、さらにはナツメグなどのスパイスが幾層にも重なり合って広がります。

 口に含めば、ベルベットのような滑らかさと共に、凝縮した果実の甘みが口いっぱいに広がります。アルコールの温かみと高い酸がバランスを保ち、その余韻は驚くほど長く、ドラマチックです。


■ 楽しみ方のご提案

クラシックに「カントゥッチ(硬焼きビスケット)」を浸して楽しむのはもちろんですが、この2010年の熟成感には、ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ・ピカンテ)や、ダークチョコレートを合わせるのも至福の組み合わせです。


トスカーナの歴史と、15年という長い時間が育んだ「聖なる滴」。

自分へのご褒美に、ゆっくりと時間をかけて味わいたい一本です。


 
 
 

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