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  • 執筆者の写真ラ・カンティネッタ多摩川 店主

泣く子も黙る「ミアーニ」またまた入荷!

泣く子も黙る『ミアーニ』またまた入荷!店頭でも、Webショップでも。勿論セール対象です🍷✨


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ミアーニとは?


イタリアワインの中でカルト的な存在として有名であり、地元フリウリでも容易に手にすることはできない幻のワインのひとつとして知られいる。一代でこのワインを造り上げた醸造家のエンツォ・ポントーニは、イタリアの生ける伝説といっても過言ではない。1980年代にエンジニアとしてのキャリアを離れ、母方から受け継いだ畑にて独学でワインを造り始めて以来、エンツォは文字通り畑に生きている。手を洗うぐらいでは取れない泥が、割れた爪の中やひび割れた皮膚に入り込んだグローブのような大きな手が、黙々と畑と向き合う彼の姿勢を物語る。現在、フリウリのグランクリュと目されるブットリオとロザッツォの13haの畑でブドウを栽培しているが、ミアーニの名を冠してリリースされるのは多くても年間12,000本のみ。


生産量は通常では考えられないほど少ない。「良いワインを造りたい」その一心から、徹底的な剪定とグリーン・ハーヴェストによりフリウリで最低といわれるレベルまで収量を下げ、厳しい選果で最高のブドウのみがセラーに入ることができ、バレル・セレクションにより求める基準に達しないワインは瓶詰めされないからである。 「年を重ねるごとに畑仕事にのめり込んでいった」というエンツォのブドウ栽培には本当に一切の妥協がない。世間の評価や周囲の評判など気にかけず、畑仕事に没頭する中、ワインも徐々に変化しており、パワーだけでなくフィネスも求めたスタイルへと移行している。また、更なるテロワールの個性の表現を目指し、十分な樹齢やクオリティに達した地所ではブレンドせず個別に瓶詰めするようになった。 ワイン造りにおいてブドウがワインのクオリティを決定する、とよく言われるが、彼のワインほどその言葉を実感させられるものはないだろう。恐ろしいほどの低収量が生み出す途方もない凝縮感とエネルギーに圧倒され、同時に対照的な透明感と爽やかさに驚かされる。優れた畑を買い足し、新たなキュヴェをリリースするなど、世界的な名声を確立した今もエンツォのワイン造りへの探求はまだまだ続く。

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