Toscana IGT Rosso "UNO" / Tenuta di Carleone
トスカーナ IGT ロッソ “ウノ” / テヌータ ディ カルレオーネ
【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】サンジョヴェーゼ
【ヴィンテージ】2021年
【産地】イタリア・トスカーナ州
【容量】750ml
【コメント】2021年はショーンがトスカーナでワインをつくりはじめて30年を迎える。特別なラベルでボトリングされた。
【醸造方法等】ラッダからのサンジョヴェーゼのベストセレクション。40%全房(2020年は20%)。プロットごとにキューブ型のセメントタンクで主発酵。32°Cを上限とし、ポンピングオーバーは1日1回にとどめ軽い抽出を促す。合計約60日間のマセレーションを経てプレス。キューブセメントと数パーセントのマストをストッキンガーの500Lの新しいトノーで18ヶ月間熟成させる。その後ブレンドを行い、約2ヶ月の瓶熟を経てリリース。
【生産者】テヌータ ディ カルレオーネ
【生産者について】ラーモレは近年多くの愛好家やプロが知るところの次の注目産地。キアンティ クラッシコのUGAの中で最小のこの産地は長年グレーヴェ イン キアンティの一部として見なされてきたが2021年、地理的言及が認められることとなりました。標高500m以上の、ほぼ東向きの斜面で、かつ美しい森に囲まれたこのラーモレの地は明らかにグレーヴェだけでなく、キアンティ クラッシコの他のエリアとも異なる様相を誇ります。また、マチーニョ トスカーノまたはマチーニョ デル キアンティと呼ばれる水はけのよい砂岩土壌はキアンティ クラッシコの他のエリアでもなかなか見ることが出来ません。加えてこのラーモレで育てられているサンジョヴェーゼはサンジョヴェーゼ ディ ラーモレと呼ばれ、他のクローンとは別格の扱いを受けているだけでなく、現在のブルネッロで用いられる高品質なサンジョヴェーゼ グロッソ ディ モンタルチーノの源流ともみなされています。サンジョヴェーゼについては既に多くの研究がなされていますが、お隣のロマーニャに行くとわが地こそが発祥の地だと言います。それを考えると、ロマーニャ~プレダッピオの山を経てそこから100kmしか離れていないこのラーモレを経由し、トスカーナに伝播したと想像すると楽しいストーリーが出来そうですが、それはあくまでも「物語」。ショーンでさえ「なぁ、知ってるかい?ラーモレはすべてのサンジョヴェーゼの原石なんだぜ!」と冗談交じりに言います。私たちとしてはその仕上がりとしての結果の素晴らしさに感嘆するのみ。
イスティネのアンジェラとも懇意にする彼ほどの人脈があれば、メッロに替わる畑はラーモレ以外にもいくつか候補があったでしょう。そこを追求すると「だって、ラーモレはこのあたりで一番標高が高いしね」という。さらに「ラーモレから購入出来るブドウだけでは足りないから、実はラッダのサンジョヴェーゼもブレンドしているんだ」とも。聞くと、ラッダの中でも最高海抜のコッレ ペトローゾからのサンジョヴェーゼだと言います。彼も相当な標高フェチ。全てはゆっくり熟すサンジョヴェーゼを求め、そこからエレガンスを引き出すための探求心に由来します。
2021 トスカーナ IGT ロッソ “ウノ” / テヌータ ディ カルレオーネ
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