Colli Trevigiani IGT / Ca' dei Zago

コッリトレヴィジアーニ IGT / カデイザーゴ

【タイプ】スパークリングワイン
【ブドウ品種】グレラ90%、ヴェルディーゾ、ペレラ、ビアンケッタ
【ヴィンテージ】2021年
【産地】イタリア・ヴェネト州
【容量】750ml
【店主コメント】フレッシュでフローラルなアロマ。繊細でバランスに優れたエレガントな味わい。余韻にはミネラルを感じられます。
【醸造方法等】40年以上の樹齢の畑。9月中旬以降、手摘みにて収穫。ソフトプレスで得た果汁を24時間のスキンコンタクト後、1970年代に建造されたコンクリートタンクにて発酵を開始(天然酵母)。定期的にバトナージュを行いながら、翌年の3月まで澱とともに熟成。セラーは屋外にあるため、ワインを冬の寒さに晒すことで酸とタンパク質の安定を生み出します。4月の上弦の月の低潮時に瓶詰を行い、2ヶ月水平の状態に置かれます。瓶詰めの際に、陰干しした同年の自社ブドウの果汁を添加し、瓶内で二次発酵が行われます。二次発酵完了後にボトルを垂直にし、酵母や澱を沈殿させます。デゴルジュマンは行いません。
【生産者】カデイザーゴ
【生産者について】カデイザーゴのオーナーであり醸造を手掛けるクリスチャンザーゴは、ヴァルドッビアーデネの生産者において「ニューウェーブ」の顔として注目を集めています。プロセッコが世界的なムーブメントとなり、世界で最も「売れる」スパークリングワインとなった現在ですが、彼のブドウ栽培への取り組みやワイン造りは、 100年前から変わることの無いスタイルで行われています。

　1920年代に設立されたカデイザーゴ家の農園とエステートは、ヴァルドッビアーデネで最も優れていると言われるエリアを含む、わずか6ヘクタール。ブドウ畑の多くは樹齢40年以上の古木で、そのほとんどが信じられないほど急な斜面に植えられているため、ブドウ畑の管理はすべて手作業で行われます。

　畑の管理は厳格で、宗教的とも言えるほどのビオディナミ農法を行っています。世界最古であり、世界で最も基準が厳しいともいわれるオーガニック認証機関「Demeter デメター」が承認する調剤を使用。収穫、醸造、瓶詰めは、20世紀初頭のバイオダイナミックの先駆者ルドルフシュタイナーの教えに従って、太陰暦に厳格に従って行われます。

　クリスチャンは現在「コルフォンド」という伝統的な製法のワインの造り手として確固たる地位を築いています。2021年ヴィンテージからはプロセッコDOCGを脱退し、己の信じる道をさらに追求することとなりました。近年ではメトドクラッシコ (瓶内二次発酵) の生産も始めており、ますます注目を集めています。