店主が愛してやまない『レ ペルゴーレ トルテ』。かれこれ20年以上、追いかけて来ましたが、本当にお高くなりました。とは言え、世界中でワインは日本が一番安いという事実も。一番いいのは現行ヴィンテージを買い続けていくことですが、正規輸入品のバックヴィンテージであれば並行輸入品を高値で買うより安心です。
今秋入荷予定の2019年は2018年より更に5,000円ほど値上がりするそうです。Webショップ各社を見ると、バックヴィンテージは6万とか7万とか・・・。
結構、分けて頂けましたのでまだ余裕ですが、気になる方はお早めに!
【セット内容】
・2012 レ ペルゴーレ トルテ×1本
・2013 レ ペルゴーレ トルテ×1本
・2014 レ ペルゴーレ トルテ×1本
計3本セット(専用木箱入り)※木箱(横向き3本入り)でお届け致します。
【2012年】困難な年ながら収穫量を落とし、素晴らしい出来栄え
トスカーナ全体としては、2012年は非常に難しい収穫年となりました。まず、5月の開花時期に続いた降雨の影響でブドウの育成が進みづらく、栽培家たちの頭を悩ませました。そして6月から8月までの降水量の少なさにもまた苦しむこととなりました。8月の終わりに恵みの雨があったこともあり、収穫時期を延ばすことにより何とか良質なブドウを収穫することにこぎ着けました。トスカーナの収穫量は10~30%ほど減産。レ ペルゴーレ トルテも同様で、良いワインを醸造するために収穫したブドウの30%を破棄、結果的に生産量も30%減となりました。しかしその甲斐もあって難しい収穫年にも関わらず素晴らしいワインとなりました。
【2013年】理想的な気候の偉大なヴィンテージ
2013年のトスカーナは非常に優れた収穫年となりました。開花時期には雨が多く一部のエリアではウドンコ病に悩まされることもありましたが、晩春から夏にかけての気候変動は理想的なものとなり、8月の涼しい気候はブドウの糖度をむやみに上げることなく、良質なタンニンの成熟を促進しました。モンテヴェルティーネの各畑でも素晴らしいブドウが実り、カンティーナでの選果が不要なほど良質なものとなりました。
【2014年】20年前の気候と似たトラディショナルなスタイル
暖かな春から始まった2014年ですが、降水量が多く、さまざまな病原菌に侵されやすい環境が続きました。幸いなことにキアンティクラッシコエリアは他のエリアに比べるとまだ降水量が少なく、影響は小さかったのですが、それでも天候は不安定でブドウの成熟が遅れました。しかし9月に入ってから天候は回復、ブドウは良質な成熟が進みました。収穫は例年よりも10日ほど遅く始まりました。気候変動が20年前の平均的なそれと類似していることもあり、ある意味「トラディショナルな」レ ペルゴーレ トルテとなりました。
2018年にはカンティネッタ実店舗にオーナー マルティーノさんにご来店頂き、直接色々とお話しを伺いました!
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